●2010年2月10日　読売新聞の記事を掲載
・再現　奈良時代の精進料理
・奈良市宝来の奈良パークホテル（箸尾社長）
　は9日、奈良時代の精進料理を再現した
　新メニューの試食会を開いた。東大寺修ニ会
　（お水取り）や平城遷都1300年祭で訪れる
　観光客に喜んでもらおうと、春から一般向け
　に提供予定で、法華時の久我高照門跡や
　樋口教香副住職ら約１０人が参加した。
　ゴギョウやハコベラなどが入った、醤油や
　みその原型とされる調味料・醤（ひしお）を
　使った汁、赤米やアワのおかゆなど17品。
　久我門跡は、唐僧・鑑真が来日時に持ち
　込んだ唐菓子の蒸しまんじゅうを食べて
　「仏さまにお供えしたいぐらいのおいしさ
　ですね」と喜んでいた。
　同ホテルは 20年以上前から、長屋王邸跡で
　出土した木簡などをもとに再現した特別
　メニュー「天平の宴」を提供しているが、
　料理部長の尾道龍男さんが正倉院文書や
　万葉集などを参考に新メニューを考案した。