2007年の活動紹介

総会と講演


イタリア 
テッラマードレ、サローネ



チーズ工場


大和肉鶏のエスカロープ
春野菜のサラダ風

2007年3月4日(Le BENKEI)総会 
・収支報告、講演会、フェアー、シンポジウム、
 食談会、食育教室に参加した成果の報告と
 今後の活動計画。
・「美味しい野菜は土作りから」をテーマに
  東口義巳氏が講演
  土が持っている元気な力をいかした農業を
  実践した天然栽培のトマトについての話。
・イタリア テッラマードレ、サローネに参加
 した写真をプロジェクターで投影して会場や
 チーズ工場のようすを紹介される。
・懇親会 県産と様々な食材を使った料理
 生パスタ、サラダ、ポタジュー、ケーキ、
 アイスクリームなど


奈良新聞に掲載
2007年4月6日


研修講演会場



添加物のサンプル

2007年4月5日研修講演会
・主催:(社)国際観光日本レストラン協会
    奈良支部
・後援:スローフード奈良
  奈良新聞の記事を掲載
・「満足の裏には添加物」
・国際観光日本レストラン協会奈良支部
(尾川欣司支部長)は5日、大和郡山市北郡山町
のル・ベンケイで食品にかかわる会員らに加工
食品などの現状を知ってもらおうと研修講演会
を開催し、津田暁夫同協会長や同協会役員、
スローフード奈良コンヴィヴィウム会員ら
160名が参加した。
食品ジャーナリストの安部司氏が「知って
いますか?食品製造の裏側」と題して講演。
一つの食品に多種類の添加物が使用されている
現状について話した。安部氏は食品製造企業が
添加物をあえて使用する理由について、
消費者が安く購入でき、調理時間を短縮し、
腐らず便利で、見た目が美しく味が濃いので
誰でも満足できるからと説明。
「インスタントラーメン、スナック菓子、
だしのもと、味付け調味料はすべて添加物で
製造されている。今の子どもは全て添加物で
育ってきたといっても過言でない」と指摘した。
また、消費者の食品に対する判断基準が短絡的
だとし、「安くて腐らない食品などどこにも
ない。しかし多数の消費者が添加物入りの
食品を作る企業を責める被害者意識を持って
いる。製造者と消費者の心に隔たりを埋める
ているのが添加物や農薬。心がつながって
いれば消費者も安易に安さや手軽さだけを
求めることはない」と話した。


奈良新聞に掲載
2007年5月28日

2007年5月27日記念講演会
・御杖で家庭教育学級の開校式 
 奈良新聞の記事を掲載
・「食育」は生きる基礎
・「食という字は人を良くすると書きます-」。
御杖村菅野の村開発センターで27日、家庭教育
学級の開校式があり、大和郡山市北郡山町の
フレンチレストラン「ル・ベンケイ」の
尾川欣司オーナーシェフがスローフードと
地産地消について記念講演した。
家庭教育学級は、しつけや道徳など、教育の
原点に立ち返って、家庭教育の機能を取り戻す
ことを目的に村内の未就学児から中学生までの
保護者を対象に行っている。
尾川さんは県食育推進会議副会長や大和郡山市
教育委員会教育委員、スローフードジャパン
委員長などを歴任。生きる上での基礎となる
「食育」は知育、徳育、体育の基礎と なるもの
とし、健全な食生活を実践できる人間を育てる
ことに力を注いでいる。この日は、家庭教育
学級から約70人と村地区別懇談会のリーダー
約40人が出席した。
尾川さんは「地産地消とは、地元で取れたものを食べると病気にならない、ということ。
完熟したものを食べなさいということでもある」
「家族そろってご飯を食べる習慣を。子どもを
怒ってはいけない。食卓は学習の場で、
いい話をしてあげて」また知人を例に挙げ
「(その知人は)息子のために高校3年間、
弁当を作っていたそうで『弁当を持っていく
不良はいないでしょう』と言っていた。
これが本当の子育て」と締めくくった。


スローフードジャパン
若生会長
奈良新聞に掲載
2007年9月25日


スローフードジャパン
門上武司副会長


メキシコ大会に向けての
計画書


懇親会


大和肉鶏のハーブグリエ

2007年9月23日 若生会長を迎えて懇親会
・環境問題とも密接に  運動の歩みなど解説 
 奈良新聞の記事を掲載
・スローフード奈良(尾川欣司コンヴィヴィウムリーダー)のスローフードジャパン講演会が
23日夜、大和郡山市北郡山町のル・ベンケイで
あり、スローフードジャパンの若生裕俊会長の
講演会に35人の支部会員や市民らが熱心に
耳を傾けいていた。スローフード運動は、
作る食事から買う食事への変化の中で、
人間にとって欠かせない食について
もう一度考え直そうとの取り組み。
1980年代後半にイタリアで生まれ、国際的な
運動に広がった。日本組織のスローフード
ジャパンは約20年前に誕生。国内の運動では
「質のよい食」を再考するとともに、
食を 判断できる能力を身につける食育にも
力を注ぎ、食文化全般について啓発運動を
行っている。講演会で若生会長は、スローフード運動の精神と、これまでの国内外の歩みを解説。
今年11月にメキシコで開かれる世界会議で、
本部主導から各国が独自に運動に責任を持つ形に
国際規約が変わる可能性があるなど、
転換期にある状況も紹介した。
またスローフード運動を端的に表現した
「おいしく、正しく、クリーンで」にも言及。
運動が環境問題とも関連が深くなっている
ことを説明した。その上で、今後の運動では
生産者にも目を向け「消費者が『共生産者』に
なることが大切」と主張。「身近なところから
一人一人ができることを実践し、
会員間だけでなく、地域の人々に理解して
もらえる活動にしていくことも大事」と話した。
講演会後には、奈良の食材を生かした料理での
食事会も実施。参加者は理論と実際の両面から
スローフードを再認識していた。